【試したチョコレート】
・ロワ LOVE&THANKS:フランス
・ショコラトルアーティザンチョコレート&カフェ ナッツスペシャル:オーストラリア
・KAD KOKOA(カドココア):タイ
※以上すべて幸福のチョコレートより
・その他 ミルクチョコレート、カカオチョコレート、フルーツチョコレートなど
マリアージュに感動
チョコレートバイヤーみり(以下、バイヤーみり):お客さまからチョコレートとどんなドリンクを合わせたらいいですかとよく聞かれるのですが、今まではコーヒーや紅茶などカフェ一辺倒で答えていました。これからはワインも合わせてみてと提案するのもいいなあとすごい発見です!
醸造家:ワインとチョコを合わせるのはおもしろいですよ。ワインにどんな料理が合いますか?とよく聞かれますが、料理は作らないといけないけど、チョコだと簡単にマリアージュできますしね。
ソムリエ:チョコフェスイベントでペアリング体験会をさせてもらったのですが、参加者のみなさまがワインと合わせることが初めてで、「合う~」と感動されていました。簡単に準備できるので、お家でワイン会を開くときにも実践できそうです。
共通点は「香りを楽しむ」
ソムリエ:赤ワインとチョコレートとのマリアージュは一般の方にも知られているかもしれませんが、今回いろいろ試してみて白ワインとチョコレートも相性がいいことがわかりましたね。
醸造家:チョコレートもカカオを発酵させていると聞いたことがあるので、発酵という意味ではワインと一緒ですね。ワインでも木樽の香りを表現するのに『チョコレートのような』と表現することがあります。発酵の香りは『バナナのような香り』ということもありますね。
バイヤーみり:実はカカオの発酵の際にバナナの皮をのせたりすることもあります。
ソムリエ:香りを楽しむということでは、ワインもチョコも同じですね。
種類が豊富だからこそ、組み合わせを探すのが楽しい
醸造家:f winery117とショコラトル ナッツスペシャルはとてもよく合いますよね。ナッツの塩加減とワインの酵母に含まれるアミノ酸などの旨味がとてもマッチしています。
バイヤーみり:そうですね。すごく新鮮です!ナッツとミネラル感が良いハーモニーです。
ソムリエ:f winery118はロワと合わせるとワインがブランデーみたいに感じました。お互いが融合して新しい味わいを感じます。
バイヤーみり:カフェとは同じ方向ですが、ワインと合わせることによって味がチェンジする感じがします。双方が際立ってとても新鮮です!
醸造家:f winery114のメルローには、やはりカカオが効いたチョコが合いますね。
バイヤーみり:KAD KOKOA(ガートココア)と合いますね。このチョコレートはタイ産のカカオでそのまま現地でチョコになったものです。メルローの風味ととても合います。
ソムリエ:f winery109のシラーズでも合いそうですね。ただ、案外白ワインでいけちゃいます。ばっちりマッチングするのもうれしいですが、こうやってどれとどれ合うと言いながら食べるのがとても楽しいですよね。
バイヤーみり:お互いの味を探す感じですね。ワインもチョコも種類がたくさんあるから、いろいろ合わせるのはとても楽しいと思います。今日はすごい発見できました。
味わい方を楽しむ
醸造家:チョコをかじって少し口の中で残っているときにワインを飲むのがいいですね。鼻の方に交わった香りの余韻が楽しめます。
バイヤーみり:チョコレートは口どけが命なので、ギンギンに冷えたワインじゃない方がいいかなと思いました。ビールは冷えている方が美味しいから合わないなあって思ったことがあったんです。
ソムリエ:チョコもワインも温度が大切ですよね。白ワインも赤ワインも適温にしてお互いの風味を損なわないように、口の中でハーモニーを起こさせる感じですね。
醸造家:コンビニなどで売っている身近なチョコレートでも十分楽しめますね。ミルクチョコと白ワインを合わせると、よりチョコの中のミルクを感じます。
最後に
バイヤーみり:会社でワインとチョコとのマリアージュ考えるってフランスみたいです!日本でこんなことができるなんて最高です。
ソムリエ:会社の1Fにワイナリーがあるからこそですね。
醸造家:ワイナリーでは、チョコレートパフェも提供しているので、ぜひワインと合わせてみてほしいですね。
ソムリエ:チョコレートとワインのマリアージュ、これから力入れてきます!