工事現場を抜けて到着、お仕事熱心〈モディカ〉ブルガリア
ブルガリアでも、ショコラティエのお店が首都ソフィアの中心地になく、近郊にある場合が多いのはやっぱり世界中家賃の問題でしょうか。
特に、チョコはWEBやギフトも多いので、ちょっと町はずれにあります。
ということで、移動はもっぱら世界中Uberです。日本ではフードデリバリーのイメージが先ですが、海外ではもっぱらタクシーです。今はUber以外にも会社がありますが、本職のタクシーの運転手さんもUberに登録するくらい一般的です。
今回もUberに乗って行ったんですが。運転手さんが工事現場の前で止まったんです。
もう行けないと言うので、そしてGoogle先生は“この先”と言うので、仕方なく降りて歩くことにしました。あとで聞いたんですが、この辺りは地下鉄が走るらしく、建築ラッシュだそうです。
工事現場を歩けど、歩けど。どんどん工事現場。雨も降ってる……。
靴どろどろー。
とにかく、ゆくぞ。ショコラティエへ!
そうです。海外出張をスマートなイメージで捉えている方が多いですが、実際は粛々と地道に予定が進んでいく感じで。ホテルで黙ってもそもそリンゴかじってるのが私の出張でした。
社会のイメージとのギャップに気が付き、え? そんな感じ? え? え? って、大慌てでイメージへ寄せ出しました。
きっと出張多い人はそーそーと思ってるはず。
そんな話はどうでもいいのですが、びちゃびちゃどろどろでたどり着いたのは〈モディカ〉さんです。
ゲルガーナさんとゲリーさんが迎えてくれました。
雨の中よく来たねとお店の奥のアトリエで商談開始です。
色が派手目のチョコで、カラフル。
数もだいぶ作ってるなという印象でした。どうもWEBやプレゼントがメインだそうです。目を引く派手目なチョコを作る理由に、なるほどなと思いました。とっても明るくって、親切。
モディカは出身の村の名前だそうです。8年前に始めたそうで、当時はまだショコラティエがあまりなかったのでスタートしたそうです。
見た目派手めな感じだったのですが、食べてみてイメージが変わりました。
おいしい。
うん。おいしい。
かなり本格派なボンボンショコラ。
色付けない方がこの味に合いますよ。
ブルガリアの素材を使ってるのが素晴らしく。ラベンダーもローズもブルガリア産です。
どのボンボンも、すみません、期待以上の味わいです。
ちゃんと話聞いてくれて、値段もやさしいし、ビジネス感覚もありそう。
何より仕事熱心なのが伝わってくる。
チョコの仕事好きですね。
結局そこです。いろいろトラブルもあるんですが、国とか関係なく人だと思います。
どんどん、この方々の期待度が増してきました。日本のみなさんのリクエストにも応えてくれそう。
ブルガリアと長い付き合いになれそう。そう思わせてくれたモディカさんです。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴25年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに約500ブランド・約2,500種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは約250ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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