ユニークな本格派!〈 ダークサイド オブ チョコレート〉ギリシャ
アテネのショコラティエらしいショコラティエと言えば、この〈ダークサイド オブ チョコレート〉です。ギリシャは古代と現代、アジアからヨーロッパへの入り口といういろいろな文化がミックスされていて、ほんとうにばらばらなのが特徴です。ですので、一個のカラーじゃないところが面白いです。
今回訪ねた〈ダークサイド オブ チョコレート〉は、チョコレートもヨーロッパのフランスやベルギーの若手のお店そのものです。
プリントシートがカラフルで、形が長方形なところがベルギーの若手ショコラティエな感じ。でも味は、真っ向勝負のフレンチタイプ。パトリック ロジェさんで修行されたということで、なるほど、と。かなりガチな正統派ボンボンです。
お店はカフェがあって、ショーケースがある感じが、ちょっとイタリアな感じもします。
なんと、床のタイルのデザインとパッケージやチョコのデザインをシンクロさせているんです。
おっしゃれー。
名前は〈ダークサイド オブ チョコレート〉。これはイギリスのバンド、ピンク・フロイドの「ダークサイド オブ ザ ムーン」からイメージしたそうです。
各国のいろいろな要素が見えてくるのですが、一番驚いたのがショコラティエのお名前です。
どの国系のお名前かと思いきや。
アリストテレスさんです。
古代ギリシャの哲学者です。
ギリシャの方、よくフィロソフィー(哲学)って言葉が、ほかの国のショコラティエより頻繁に出てくるんです。が、ここに来てご本人登場です。
この名前はギリシャではよくあるんですか?と聞くと、やっぱりこっちでもそんなにないと言っていました。いやー、まさか本場でアリストテレスさんにお目にかかれるとは。さっすがギリシャ。
アリストテレスさんって。
学生の時、冷やかされなかったかな。絶対こっちの教科書にも載ってると思う。
海外の方が日本で「徳川」さんに会った感じでしょうか。
なんか、偉い人な感じがする。
そんなギリシャらしいお名前でありながら、超本格ヨーロピアンスタイルの〈ダークサイド オブ チョコレート〉さん。
出てくる試食はどれも素晴らしい完成度。チリハニー、オリーブ、バジル ユニークな素材をふんだんに使ったチョコが、次々と出てきます。もう、メモが追いつきません。
チョコの知識も豊富で、いろいろなメディアにも出られているとか。
値段もユーロ価格でございますが、これはこのクラスだから仕方ないです。ギリシャにもこんな素敵なショコラティエあるやんっ。うれしー。
バラエティーと層の厚さ。ギリシャは間違いなくチョコの国です。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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