ギリシャでスーツケースなくなる
チョコレートバイヤーみりです。タイトル通りのお話です。
旅する人ならこの3つは必ずどこかで経験あるでしょう。
①オーバーブッキング
②乗り継ぎの飛行機が行ってしまう
③ロストバゲッジ
私も全部あります。
特に、①オーバーブッキングはトラブルでもなく、普通にあります。日本から乗り継ぎの場合、次の乗り継ぎの飛行機の席がないのです。シンガポールで乗り換えてパリ行きだったら、シンガポールで空席が出るのを待つのです。
こういうとき、席のグレードが良くなることの方が多く。プライベートの時はむしろ歓迎なんですが。
お仕事のときは困ります。ほんとうに席がないと、いろいろ予定をキャンセルしないといけないので。
空港でこんなアナウンス聞いたことないですか?「日本に行く席が足りないのでホテル代と500ドルの商品券をあげるので、誰か代わってあげてくれませんか?」的な。学生さんだったらすぐ手を挙げるんですが。明日会社なので他の人にお願いします。
②はアメリカ要注意です。国際線から国内線への乗り継ぎがものすごく混んでいて、日本みたいに親切ではないし。初めのときはものすごく焦ったんですが。今はもう空港で焦るという線が切れているようです。いつかは着きます。
そしておなじみの③ロストバゲッジ。
ターンテーブルのスーツケースがどんどん減ってきて。だんだん、おいおいおい。と思ってきます。
そして、ターンテーブルが止まり。私一人。
ちーーーん。
です。
しかし、今回はギリシャの国内線です。アテネからテッサロニキ。
いわば、東京から大阪に普通に移動してたら、スーツケースが出てこない人が私たちを含め10人くらい。って感じです。
あり得ますか? 国内線でそんなに大量な人数分。
間違えたんじゃないな。確信犯で載せなかったな。
満席だったので、重さか? 時間の関係か? 分かってたはずなのに。アテネですでに分かったはずなのに。ありえへんーーー。
その10人くらいはカウンターに行って、宿泊ホテルに届けてもらうように紙に書いて。
しかしね。
なーんにも持ってないんです。だって。国内移動ですもん。
そりゃ、ハンカチとティッシュとお財布くらいです。
機内が退屈やったら困るので、ミニみりで人形遊びしていました。
そんなことになるとは思いもしてなかったです。
とりあえず、仕方ないので、はるちゃんと商社さんと一緒にスーパーに行ってその日に必要な着替えや歯ブラシなどを購入。
あれ? 先月もドバイで同じことあったな。
あれは、トランジットが数時間後でなく丸一日と数時間後だったという、私のチケット購入ミスなんですが。ドバイの日用品はえげつない出費でした。日本みたいなコンビニがあればいいのに。日本って素晴らしい。
今回のギリシャはそれほど高くはないけど。しかし、別にこんな靴下買いたくないのにー。歯磨き粉も間に合ってるのにー。
ギリシャの国内線めっ。
次の日はショコラティエと商談だったのですが、まだスーツケースが届きません。
すっぴんのままにっこりショコラティエと記念写真。またそのショコラティエのマダムたちがメイクばっちりで、自分の素顔がきつい…・・・
しかし、思いました。
自分にとってミニマムで必要な物って何か。
私は昔から旅の荷物の少なさを、よく人にびっくりされてきたんです。
「え?これだけ?なんで?どういう意味?」と。
あんなになんにも持ってなかったのに。
でも、年を取るごとに荷物が増えてきました。
固形石けん一個だったのが、液体の顔につけるものが増えて、寒かったら困ると着替えの服も増えた。面白いなーと思います。
なくてもいいけど、やっぱり今はいっぱい持っていたい。
だから、スーツケースはいるっ。
私の場合、最終的に一番いるもの。
〈コンタクトレンズ〉かも。これないと何も出来ない。
ちゃんと国内線でも持ち歩こう。
トラブルは海外の旅あるあるなんですが。
こういうのがあるからやっぱり旅は楽しいですね。
海外出張ネタ話の他の記事
チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
これまでの主な紹介メディア