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ガーナの旅 -2024年

2024.05.13

ガーナの旅~憧れのアフィフェ村へ

昨日の小学校でのワークショップの興奮も冷めやらぬまま、いよいよトシコさんの学校に出発です。

長らくトシコさんの行ってる学校にお邪魔したいと思っていました。

それも、アートのワークショップを授業の時間を割いてやらせてくれるなんて、学校にも感謝です。途中も楽しくガーナあるあるを聞きながら、車は西へ西へ。ほぼトーゴとの国境なんです。

首都アクラとこんなに離れてる村までトシコさんは通っているんです。すごいです。

トシコさんの主宰する団体スプートニクインターナショナルは「フェリシモ「地球村基金」の基金先でもあり、学校で図書館を作ろうとしています。

ようやくできた図書館も見るのが楽しみです。

実は今、先生たちはストライキ中なんですが、それでも先生たちは自主的に学校に出てきて、私たちを迎えてくれました。そして教室で一緒に子どもたちとアートワークショップに参加してくれたんです。

トシコさんの人徳やと思いました。

今回は昨日の子どもたちよりちょっと大きい。中学生くらいかな。思春期って感じです。

この学校ではこのように床は土です。いったん画材を落としたら、どこかに行ってしまうでしょう。

そして、ひとり一個の机がないのです。

トシコさんは素晴らしい教育者だと思うのは、オイルパステルを借りたらちゃんと返す、パウダーは1個を3人で使う。はっきりと何度も言うのです。そういう決まりごとを、繰り返し繰り返し、時にはすごくしっかり怒りながらも一生懸命言い続けるんです。

この子たちが将来仕事に就くとき、こういうことはきっと役に立つでしょう。それがガーナに足りてないとトシコさんは思ったんでしょう。ガーナの未来への愛が溢れてると感じました。普段はそろばんを教えながら、子どもたちを通してガーナの未来を育てています。

それも彼女が自分で見て感じて一生懸命考えて、これがこの国に足りないからサポートすると決めたんでしょう。一人でやり続ける姿をほんとうに尊敬します。

いよいよアートワークショップがスタートです。昨日の必死さよりも、ちょっといろいろ見えてきたんですが、一番うしろにクラスの人気者というか、ちょっとやんちゃな子が3人いるんです。

トシコさんにもいろいろ怒られてる子たちですって。でも、彼らも私が作品を見ると、照れながら会話してくれます。日本の中学生と同じやなと思いました。人ってそんなに変わらない。

ただ環境は違います。勉強の環境は大きく違うでしょう。

机や窓、壁、屋根、ノート、えんぴつ、先生。そういうことばかりではないですが。日本とは違います。

2回授業しました。結局みんなドヤ顔でした。私の最高、見て!見て!

ストライキ中の先生も、なんか何人か褒める鑑賞会のとき、必ず先生が自分の作品を一番に出すんです。ちょっとかわいい。

トシコさんのお陰でこんな景色の真ん中にいさせてもらえて、感動でした。

この学校に作った図書館も見せてもらいました。かわいい水色の図書館です。この国で図書館のある学校は珍しいでしょう。

そして、日本だったらすぐ出来ちゃうかも。でも、この国の大工さんに頼んで工事をして、本を集めて管理する。それは大変なことだろうと思います。頼んだものがその通りにはまったくならなかったそうです。

いやー。ほんとに。すごい忍耐です。

トシコさんやほかのNPOさんも出来るだけ場所を特定できないように、と時々言われます。日本から物が送られてくるんだそうです。

気持ちは分かります。図書館を見たとき、私も本買って送りたいと思いました。でも、物を送るのはダメなんです。


短いえんぴつとか、良かれと思ってるのは分かりますが、絶対やめましょう。引き取りにお金がかかったり。ほんとうに迷惑になって、現地の方々の足を引っ張っています。ここはお金でチャリティーをして、現地で買うようにしてもらいましょう。


私は、ガーナと日本の環境の違いを子どもたち自身に見てほしいと思いました。

日本の子どもを連れて来るよりも、ガーナの子どもたちを日本に連れて来てほしいです。

ガーナでは自分の村から出ない人生がほとんどだと思いますが。ガーナやアフリカが問題解決できるように、いっぱいの子どもたちに日本に来てもらって、少しの間でもいろいろなものを見てほしいと思いました。

水道や電気、ガスのある暮らし。電車がある便利さ。コンビニ。

なんと、トシコさんとマダムはすでにやっています。

毎年、表参道のよさこい祭りにガーナの子どもたちを連れて来て、日本の高校生と交流をしてるそうです。

すごい!それ、ほんとに素晴らしい!

私も、夏にボランティアスタッフで応援に行こうと思います。

大変やろうな、この子ら連れて。自動改札とか、人込みとか。8月末です。機会があれば、みんなのよさこいダンス見てくださいね。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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