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LOVE&THANKS基金

2024.04.27

ガーナカカオ産業スタディツアーに参加して~まえがき~

2024年3月、正式名称「発展途上国における サステイナブル・カカオ・プラットフォーム会員向けガーナカカオ産業スタディツアー」に参加しました。詳しくはJICAさんの報告に譲るとして。

私は10年くらい前から、教育関係者の方に「ザ・探求人です」と紹介されます。

探求教育ということが言われだして、私はそういうタイプに当てはまるようです。チョコレートバイヤーとしてチョコを探求し続けているそうです。最近は探求学習の授業にも呼ばれて、チョコのお話をしています。その時に子どもたちに「小さなひとつのことを深堀りし続けることで、そこから社会や世界が見えてくるよ」と言っています。その言葉が自分にまんま帰ってきました。チョコのことを一生懸命見ていたら、こんな大きなチョコの世界とつながりました。


何年も何年も前からチョコレート界は価格の高騰やら為替やら、いい話がないのです。

もう、いやだっ。

それでもおチョコさまを信じ、前に!前に!

私はチョコの持つグローバル性、人をハッピーにさせる前向きなエネルギーでみんなと夢を実現しようと思っています。児童労働の話や平和、国際理解。問題解決を楽しく一緒に進めて行くのは、私たちの推し、おチョコさまというスーパースターが私たちをひとつにしてくれると。

その前向きなベクトルを私は持ち続けたいと思っています。


このスタディツアーの初日からお客さまにいつもご協力いただいているLOVE&THANKS基金とちゃんとつなげてお客さまにどう伝えていくか。それをずっと頭に置いて物事を見ていました。

でも、ツアー初日から私は頭を抱えることになりました。

ガーナから帰ってすぐに小学生にこのツアーの話をしながら、自分で話してて、こりゃダメだと思ったんです。

あまりにも問題がデカすぎて、まとめる言葉を持ち合わせません。

そして、まとめてはだめなのかも、と。

まずは私は自分の目に映ったもので、一ヵ所ずつのお話をさせてもらうことにします。

これまででしたらACEさん、JICAさん、各NPOさん、現地で長く頑張る団体さんの活動紹介を主軸にお話をしてきたのですが。複雑になるので、すみませんが諦めます。そして、私の話はこのスタディツアーで見た光景と、ツアー後に個人旅行で見た光景が前後することもあると思いますが、ご了承ください。

アフリカは実はずっと古代から豊かだったのです。

外に出たらいつでもオレンジやバナナがなり、飢えることはなかったのです。

逆に先進国、北の国々はいつも食べ物がなく、心配して心配して蓄えて、改善を続けないと生きていけなかった。

大きな感覚の違いです。

今まで、北の国々は「心配」に対して専門家が分析して、政治家が数字の目標を立てて、みんなで実行していくことで解決してきました。

でもここ数年、このやり方では解決できない問題がいろいろ出てきています。

それに専門家が動揺しているように私には見えます。

解決方法も含めて、概念を越えてみんなでやるしかない。

みんなとは国や年齢や分野や知識やいろんなことを越えて。

まずはアフリカで、ガーナで今何が起こってるか知ることから。

ということで、私はスタディツアーでこの目で見たものをご紹介します。


つづく

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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