ガーナの旅~出発準備編~カカオがつなぐご縁に導かれて
2024年のホワイトデイが3月14日に終わり、すぐに16日にガーナに出発です。
もともとこのガーナの旅が急に浮上したのは、近鉄百貨店さんのバレンタイン催事で大阪に来られていたLOVE&THANKS基金の支援先であるスマイル・ガーナプロジェクトのNPO法人ACEさんとの雑談の中ででした。
私はガーナの人たちと交流するのが夢だったので、いつか行こうと思っていたのです。
もちろん、スマイル・ガーナプロジェクトの村にも行きたいと思っていました。
もう12年ほど前、始まったばかりのLOVE&THANKS基金はまだACEさんを通してではなく、いろいろなNPO団体さんと関わっていました。
その頃ガーナに行ったとき、視察はできたのですが、なんかガーナに手土産ひとつも持っていってないような。そんな気持ちが残っていました。最近私にもいろいろできることが増えてきて、前できなかったことをちゃんとしておきたいような気持ちでいました。
でも、私のチョコのお仕事は年間のスケジュールがいっぱい埋ってまして。ピンポイントでしか行けない状況でした。
ACEのご担当者さんに「3月がベストなんですが、どなたか現地に行かれる機会があったら、そのタイミングでお邪魔します」とお話したところ、「ちょうど3月にスタディツアーがありますよ」と教えてくださいました。その会話の間でほぼ「行く」と決めておりました。絶妙のタイミングだったのです。すんなり出張許可も下りました。
まるでカカオの神様が私に「来い」と言ってるかのごとく、スムーズに私はガーナに行くことになったのです。
しかし、それからが大慌てです。ガーナまでの航空券、そして、ビザもや黄熱病の予防注射も必要なんです、東京のガーナ大使館へパスポートを送ってビザを貼ってもらわないといけなかったり。
ヨーロッパだったら、今日チケット取って行くとなっても平気なんですが。実際そんなこともありましたし。今回はJICAさん、ACEさんが主幹の“サステイナブル・カカオ・プラットフォーム”のスタディツアーということで、いろいろな分野の方々ともご一緒します。きちんと準備が必要です。
私は学生の頃からいつも基本一人旅だったので、チョコの商社さんとお仕事で行くときもいたってシンプル旅です。
今回のツアーは、事前の打ち合わせや説明会を開催してくださり、オンラインで細かく注意事項とか説明してくださるのです。両替はこのタイミングでとか、蚊よけはこれでとか、ほんとうにみなさま親切でした。
子どもたちや村人に対しての注意事項などもちゃんと確認が取られ、了解のサインをします。さっすが、人に対しての活動をされてる人たちは人権意識が高いです。気が引き締まりました。
実は事前勉強会でも必死でメモをとりながら、カタカナが多くって、勉強ついてイケてない子の気持ちがわかりました。横文字だらけ。
この言葉は標準語なんかなー。関西弁にはないなー。
ケータイでこっそりググっても、元々の聞き取りが間違ってるんでしょうね。なんかお店の名前が出てきます。
普段から意味が分からず生きていることが日常なので、わからないことには動揺しないのです。
しかし、信じられないかも知れませんが、わたし基本人見知りなんですっ。スタッフとツアー参加者、合わせて20人近いたくさんの方々がいる、そっちが心配になってきました。ちゃんと団体行動できるのか。
そして、このスタディーツアーに行くと決まった時に、真っ先に連絡した人がいます。
一般社団法人スプートニク・インターナショナルの“トシコさん”です。
12年前、東日本大震災のチャリティーパーティーが、私のガーナの訪問中に現地であったのです。急遽参加することになりました。ホテルのプールサイドで大手企業の駐在員さんがゴージャスなチャリティービンゴパーティーをされてました。映画で見たことがあるセレブパーティーのようです。
人見知りやねんっ。
私はいったい何を抜かしてやがるのか! 今なら関係者の方にちゃんとご挨拶をして回るかも知れませんが。その時の私はいい年をして、どうしていいかわからなかったのです。
どこを見たらいいか、どんな顔したらいいか。ただ普通にしてたらいいんですが。その普通がわからないものです。
ふと見ると、同じく一人で知り合いがいなさそうな人が。私が声をかけたのが現地で小学校の先生をしている“トシコさん”でした。
今回、ガーナ行きの計画が持ち上がった時すぐにトシコさんに連絡をしました。「またガーナに行きます!」
お話の中で、ガーナの小学校で臨床美術士としておえかきワークショップもすることになりました。画材もいっぱい準備しなくっちゃ。
いや~ご縁ですね。カカオの神様がつないでくださったご縁ですかね。
そんなこんなでガーナ旅はどんどん現実に近づいていきました。(つづく)
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フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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