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イタリアのチョコレート

2023.10.19

イタリアチョコの象徴! このチョコでイタリアを語りつくします。〈ブラマルディ〉

ブラマルディはイタリア北西部ピエモンテ州クーネオ近くのチェルバスカにあります。創業者であるブラマルディさんという方がパリでのパティシエとしての長い経験を経て、1940年代初頭にチョコレート製造のための職人工房を開設したのが始まりです。イタリアのチョコの特徴をすべて持っているのがこのブラマルディ。イタリアチョコを知りたければこのブラマルディを食べればわかります。



イタリアの現地ではチョコ専門店は少なく、チョコはカフェの入り口で必ず売っているのが一般的です。チョコだけじゃなく、ひと口サイズのスイーツがずらりと並んでいて、それをひとつまみとエスプレッソコーヒーが定番なのです。そう、イタリアのチョコは必ずカフェとセットで語られるほど深い関係なのです。



とにかくコーヒーとの相性が抜群です。1日に何度もコーヒーを飲むイタリア人に向けたコーヒー専用チョコと言ってもいいくらい。いつもあの濃いコーヒーの隣に付いて出てくるので、ほとんどのチョコがアルミか紙で包まれています。熱で多少溶けても大丈夫です。いろいろなアレンジがほどこされたボンボンよりも圧倒的にシンプルな味の包みタイプが多いです。そして、イタリアのチョコはヘーゼルナッツ味が圧倒的に多いのです。これはコーヒーとの相性が有無を言わさず合うからでしょう。ブラマルディの創業の地・ピエモンテ州と言えば、ヘーゼルナッツの大産地です。このブラマルディも伝統を引き継ぎ、コーヒーに合うヘーゼルナッツたっぷりのチョコを製造しています。

チョコ専門店が少ない中で、ブラマルディは歴史あるチェルバスカ店に加えて、ピエモンテ州に3つの店舗を構えています。すごいです。大人気です。その人気の秘訣はたくさんあります。まずは、伝統を大事にしているところ。古い石臼が、ローストしたヘーゼルナッツの粉砕や、チョコレート作りに今も使われているそうです。そして、カカオへのこだわりも一流。マダガスカル、ガーナなどから品質の高いカカオを選び、ブラマルディ独自のブレンドでチョコレートを作り、独自の味を作り出しています。

イタリア独特のカフェ文化に必須とも言えるチョコレート。その中でも絶大な人気を誇る理由にうなずけますね。今回も、ぜひコーヒーをご用意いただいて、イタリアに行った気分で楽しんでくださいね。






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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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