恋焦がれ続けたメキシコの超有名ショコラティエ＜ケイボ＞

メキシコに出張を決めたのは実はこのチョコのためなんです。

「ケイボ チョコレート」。

メキシコでチョコを探すと真っ先に出てくるのはこのショコラティエです。

なかなか、アポがとれず、ようやくとれたので、メキシコに行くことにしました。それほどのビッグネームです。

ほんとうにここに商談に行くのがどれほど心躍る特別なことだったか。

何度も中米には行きたかったですが、今まで行かなかったのは、ショコラティエの実力がまだ未知だったからです。ケイボが現れてから、メキシコのチョコの実力が私の中で証明されたのです。

さあ、メキシコに行くときが来た、と。

私の中でメキシコはチョコの発祥の地としてのリスペクトがあって、特別な地なのです。

一歩足を踏み入れるからには、観光ではなく、チョコレートバイヤーとしてちゃんと仕事がしたかったのです。だから、ケイボにこだわっていました。

実は今年はダメかもと思ったときもあったのですが、そしたらアポが取れて、今メキシコ行かないと！ そのくらいに大事に思っていたのがケイボです。

ほぼ憧れになっていたので、この日はテンションMaxです。

チョコレートバイヤーを四半世紀しています（笑）

でも、まだ私にこんなフレッシュなわくわくをくれるチョコがあるのです。

お店はメキシコシティーでもおしゃれなエリア。そこにアーティスティックなカカオの壁画が。

これがケイボかああああ。

やっと来たでーーー。

さわやかな白いお店の真ん中にショーケースがあり、なんともカラフルなチョコが並んでいます。これこれー。

現地でもセレブご用達。

こちらのホセラシェフは地元の有名人。テレビでもショコラティエとして大活躍してるそうで、知らない人はいないようです。

シャンパンを出してくださって、ペアリングでの商談です。え、仕事中に飲んだのか？！ やばいっ。会社にばれるっ。※バイヤーみりはサラリーマンです。

しかし、これもお仕事ですのでっ。

世界中に商談に行ってきましたが、チョコの商談にシャンパン出してくるところないです。これもメキシコなの？

ボンボンがどれも美しいのですが、驚いたのがそのチョコのカバーの薄さ！ ぷちっと口の中に弾けるフィリング。

楽しい。うれしい。いつまでもこうしていたい。出されたもの全部食べてる。

次々試食が出てくる。

でも、食べてる間もわかっている。自分をごまかして食べ続けている。

先方にも失礼なので、そろそろ言わなくちゃ。

あと一粒食べてから。

「こーれーはー日本ではうーれーまーせーんーーーーー」

はあ。はあ。はあ。

そうなんです。

食べ散らかしてから言うのもたいへん申し訳ないんですが。すべておいしい。素晴らしい。

でも、これは賞味期限が短すぎますね。このジューシーさは。

ここらで現実的に日本に送るものを食べたいと思います。

すでにたくさん食べたので、ここでちゃんと宣伝します。

フレッシュなボンボンを食べたい方。メキシコシティーにどうぞ。日本から直行便出てます。毎日。

ケイボに行こー！

メキシコのショコラティエは賞味期限を他国よりも短くされてるところが多く、標高2,000ｍの気圧のせいか？ 関係ないか。

理由はともかく、かなりどこも設定が短めなんです。

かれこれしかじか。日本のお客さまがケイボの良さを感じられるものはないですか？と聞いたところ。

ありました。

お店の一番いいところに並んでいたのは、この見たことがないほど美しいフロランタン。

そう、こういうの。

日本のお客さまはナッツ系好きです。

ケイボのチョコが日本で食べられるのがすごいことです。自慢できちゃう。

誰に？？

チョコ好きに！！！

私たち、チョコでメキシコとつながってますね！