カカオ生産国としてのチョコ先進国!ついにタイに行きました!
関空から朝早く日本を出発し、現地の夕方にバンコクに到着しました。
空港降りたら確かに暑い。
40℃近いだろうな。
そして、我先にと車を停めるアジアの活気をすでに空港で目の当たりにし、とても新鮮に感じました。
実は、チョコの出張は暑い国がないのです。どっちかというと寒い寒い北の国が多いです。もちろん、カカオ生産国のガーナとかは暑かったですが、チョコを作るショコラティエがいるのは基本寒い国。今回、生産国とショコラティエが同じ場所にいる、というほんとうにびっくりする出張なのです。実は私は以前はこう言っていたのです。「カカオの生産国がチョコのフィニッシュまで作れる日がやってきますように」と。
そのくらい、これはチョコの歴史にとってとんでもない発展なんです。
オーストラリアが国土が広いので、国内で出来るとアピールしましたが、まだわずか。
大先輩のカカオの歴史のある南米中米ですらようやくです。
なんとここはアジア。アフリカでも中南米でもないアジアでもうすでに、カカオ栽培から技術の高いチョコをフィニッシュまで仕上げる。猛スピードで追い上げてきました。
すごいことです。
まずチョコを作るにはインフラの整備がなくてはいけないので、安定した国の環境がどうしても必要です。まして輸出までするのは流通もしっかりと整っていないといけなくて。
もちろんチョコを作るには高い技術と知識も必要です。決して安いものではないので、それを買う人が多くいないとショコラティエのお仕事にはならない。
総合して国の余裕が必要になってくるのです。
アジアはいち早くそうなりました。特にタイはすでにアジアの拠点になりつつあります。
活気に溢れて、人がどんどん集まって。バンコクは大大大都会です。
ここ10年の発展にわくわくがとまらんと言っていたショコラティエもいました。
ようやくいろいろ熱いタイのチョコに実際会いに来ました。
いやー。大興奮のタイのチョコ。
たまりませんわ。
ひとつひとつご紹介していきますね。
アジアのチョコレートの他の記事
ASIA
代替カカオの“キャロブ”チョコ〈ラダスキャロブ〉
2024.08.28
ASIA
「カカオショック」のリアルをガーナで体験した話
2024.08.24
ASIA
ブルガリアの世界遺産、リラ修道院へバス旅に
2024.08.10
ASIA
チョコ旅は34ヵ国、ブルガリアへ
2024.08.05
ASIA
ギリシャのテッサロニキってどんな街?
2024.08.04
ASIA
ギリシャでスーツケースなくなる
2024.08.02
チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
これまでの主な紹介メディア