「幸福のチョコレート2023」オープン!
こんにちは、フェリシモ「幸福(しあわせ)のチョコレート」のチョコレートバイヤーみりです。
いよいよ「幸福のチョコレート2023」をみなさまにご紹介できる時がやってまいりました!
たいへんお待たせしました。準備に準備を重ねて、ようやくここまで来ました。
行きたい国はチョコで行く!
今、チョコレート界はたいへんな時期です。物価の高騰、飛行機代の値上がり、それからコロナのロックダウンもまだ影響しています。そして、地球温暖化の影響も意外と大きく受けています。それぐらいチョコレートはグローバルな食べ物なのです。
そんなわけで、実はこの仕事、ここ数年でどんどん難しくなっています。なので、準備を始めた時は「今年は一体どうなるんだろう?」と思いながらスタートしました。
でも、そんな時期だからこそ、私が今年こだわったのは“国”です。
おそらく大手さんのチョコレートは普通に手に入ると思います。でも「幸福のチョコレート」が扱っているような海外のローカルな小さなショコラティエのチョコはなかなか手に入らないと思うんです。
なので、あえてそこにこだわったのが今年の「幸福のチョコレート」です。
今年はなんと世界35の国と地域のローカルチョコレートを集めることができました!
これは国の数としては過去最高です。これだけは自慢です。日本初上陸のブランドもたくさんあります。
今、海外旅行にもなかなか行きづらい時期ですが、「行きたい国はチョコで行く!」これを合言葉に、みなさまには今年も楽しく160種類のチョコを眺めていただきたいと思っています。ぜひ、カタログやWEBサイトをいつも以上に端から端まで見てください! そして、ぜひまだ見ぬ特別なチョコに出会ってほしいと思っています。その出会いを見つける旅があなたにとって特別な体験になりますように。フェリシモスタッフ一同、心を込めてお届けします。
チョコ新興国から2023年に日本初上陸する11の新ブランドとは?
チョコと言えば、フランス、ベルギーなどヨーロッパ勢が圧倒的大国なわけですが、今チョコ新興国もメキメキ発展しています。私は常にチョコ界の新しい動きをウォッチしていて、チョコ大国じゃない国や地域の新しい小さなショコラティエを発見したり、地元では大手なのにまだ日本に入って来ていないブランドを発掘してみなさまにご紹介するのをお仕事にしています。
今年みなさまにご紹介するチョコ新興国は、ニュージーランド、トルコ、スロバキア、インドネシア、台湾、香港、ベトナム、そしてウクライナの8ヵ国。そして、欧米からの新登場も合わせて日本初上陸となる新ブランドは合計11ブランド!
それぞれのお国柄を大切にしながらも、自ら学んで急激に進化する彼らのスピード感は目を見張るものがあります。ぜひ、新興国でありながら超レベルの高いこれらの国のチョコにあなたもトライしてみてください。きっと私と同じように驚くはずです。
1.【日本初上陸】ニュージーランド《デヴォンポート》
ニュージーランド オークランド州、海辺の街デヴォンポートから初上陸! ものすごく種類豊かなバリエーションのチョコを生み出しているのは、日本でチョコレート作りを学んだ女性ショコラティエ。ニュージーランドの食材をふんだんに使ったり、パッケージにもニュージーランドの豊かな自然をイメージしたイラストを使ったり、またニュージーランドは英連邦王国なので、エリザベス女王にちなんだチョコレートなんかもあるんです。“どれも日本人の口に合う”という意味では、ここほど素晴らしいショコラティエはないと思います。ぜひ出会ってください!
2.【日本初上陸】スロバキア《ライラ》
ビッグネーム来ました! カカオの栽培から製造まで、すべての過程にこだわるスロバキアのショコラティエです。コロンビアで小さな農場と提携し、世界の生産量5%という貴重なフィノデアロマカカオを使っています。彼らのすごいところは、決して素朴なほっこり系のナチュラルチョコではないこと。まさに「時代の最先端」をゆくショコラティエなのです。ヴィーガンチョコ、知ってますか? 食用ホオズキのチョコ、食べたことありますか? エシカル、環境配慮、社会貢献……それらを息をするように自然にやってのけている彼ら。それでいてオシャレで楽しさもあるチョコ。すごい!のひと言です。
3.【日本初上陸】香港《コンスピラシー》
スイス人のセリーンさんと香港育ちのイスラエル人 エイミットさんのおふたりのお店。地元では珍しいビーン トゥ バーを貫くショコラトリーです。ものづくりが大好きな彼らが研究を重ねて、上質のカカオを厳選し、「花椒(ホワジャオ)」など香港らしいフレーバーを取り入れたチョコを作っています。
4.【日本初上陸】トルコ《シェフメイドショコラティエ》
ショコラティエのナイビスさんは、元はトルコの寿司職人。さらにイタリアのミシュラン店でイタリア料理の修行を積み、またトルコに戻ってカレボー社のアカデミーでチョコレート作りを学んだという変わり種。オンラインミーティングに現れたのは、めっちゃめちゃキレイなトルコ美人。えー? いろいろ私の頭の中で情報がバグりました。今回が国外へ初輸出だそうです。光栄です! ブロンドチョコのおいしさがまっすぐに味わえるスティックチョコは、パッケージから何から何までていねいなお仕事。推せる。
5.【日本初上陸】ベトナム《ティーブロス》
ベトナムのカカオを使ったビーン トゥ バーのチョコレート。ベトナムのカカオは品質が高いのに、農家はとても安価に買い取られていることを憂えたオーナーが、安く買い叩かれないように、技術を指導し、フェアトレード、つまり買い付け額を保証したそうです。ベトナムのカカオを自分たちで大事に育て、大事に世界に送り出す。そんな志を背負って立つチョコを味わったら、チョコ界の未来が見えますよ。
6.【日本初上陸】台湾《トゥーリャン》
台北の旧市街の一角にあるカフェも併設した〈土然(トゥーリャン)〉のオシャレなお店は、「熱帯雨林のチョコレートショップ」がコンセプト。写真を見ましたが、めちゃめちゃシュッとしてます。厳選したカカオ豆から作るビーン トゥ バーのチョコレートは、デザインもイケていて、烏龍茶など台湾らしいフレーバーが特徴。今どきの賢い人が作ったチョコの味がします。
7.【日本初上陸】インドネシア《メソンチョコレート》
インドネシアは実は世界的なカカオの生産地。今年ついにガーナを抜いて世界第2位の生産国になったそうです。しかし、インドネシアのカカオはほとんど欧米に輸出され、あまり自国で消費されることがありません。そのことに疑問を抱いたオーナーが、インドネシアのカカオを使い、バリ島の自然にインスピレーションを得て、ヨーロッパの最新テクノロジーを用いてビーン トゥ バー・チョコレートを作っているのがこのメソンチョコレートです。その高いクオリティは言わずもがな、美しいパッケージからはバリ島の熱帯の息吹まで感じられるようです。
8.【日本初上陸】ポルトガル《カーサグランデ》
久々にポルトガルから新ブランド登場です。カーサグランデとは「大きなおうち」という意味です。オーナーはペドロさん。お店はまだありませんが、来年ポルトに1号店を出すそうです。そう、ポルトと言えばポートワイン! 神戸の灘のような情緒溢れる酒蔵の町です。ポルトガルの素材に徹底的にこだわるショコラティエが自信を持って送り出すポートワインチョコ、お見逃しなく!
9.【日本初上陸】ベルギー《シゴジ》
シゴジはカメルーン出身の女性ショコラティエ、ユーフラジー ムバンバさんのお店です。10歳でベルギーに移住したムバンバさんのカメルーンのご実家はカカオ農家さんで、今はお父さまから引き継いだ叔父さんが経営されているそうです。自身のルーツのカカオ農園のカカオを使って作られるのは、ゆずプラリネ。今チョコレート界では、ナッツの飴がけを砕いてチョコをかけただけのベーシックなプラリネに、味の変化を付けるのがトレンドです。ムバンバさんはこれも流行の日本の柑橘ゆずを合わせて来られました。うまっ! やるわね。ナッツの香ばしさの最後にふわっと味変するのです。しかも食感もちゃんとサクサクと変化があって、飽きないおいしさ。
10.【日本初上陸】オーストラリア《ラッカーショコラティエ》
ブランドとしては日本初上陸ですが、シェフはみなさんのよく知る方です。なんと!あの「幸福のチョコレート」で大人気の、タスマニアの〈コールリバーファーム〉の天才ショコラティエ、ディミトリさんが独立されました! ご安心ください、ご結婚の円満退社です。パティシエの奥さまジェイさんとお2人でタスマニア島内で新しいお店をオープンされたのです。夢のオーナーショコラティエですね。もの作りが大好きで、日本のお客さまのことをすごく大事に思っているディミトリさんが作る、タスマニアの良質なミルクをふんだんに使ったクリエイティブな新作チョコをぜひ味わってください!
11.【日本初上陸】ウクライナ《リビウハンドメイドチョコレート》
最後にご紹介するのはまさに2023年の大穴、ウクライナから初登場の〈リビウハンドメイドチョコレート〉です。チョコでウクライナと日本のみなさまをつなげたいと思った私は、早くから交渉をしていたのですが、航空便がないためどうがんばっても輸入は無理で、半ばあきらめていたのです。そうしたら最後の最後で「船なら運べる」という連絡が。ギリギリセーフのすべり込みで、カタログには間に合わなかったけどWEB限定でご案内できることになりました!〈リビウハンドメイドチョコレート〉は現地では手作りチョコの分野でほぼ一強とも言える大人気ブランドです。リビウはウクライナの西の端の町で、今は戦火が及んでいませんが、65店舗も国内にフランチャイズで出店しているそうで、現在は閉めているお店もあるようです。カフェも併設した店舗はお伽の国のような夢あふれるデザインで、チョコの種類も豊富。日本びいきのオーナー、ナタリアさんもスタッフのみなさんも、今回日本にチョコを送れることをとても喜んでくれています。私もご紹介できて嬉しいです。そして、戦争が終わったら、またロシアの素晴らしいチョコも輸入して、ロシアとウクライナ両方のチョコを「幸福のチョコレート」でご紹介したいなと思っています。
チョコでみんなとしあわせに。
次回は、日本初上陸以外の「幸福のチョコレート2023」の見どころをご紹介します。お楽しみに。
「幸福のチョコレート2023」の概要
掲載点数:165点(うちカタログ掲載点数:145点・WEB限定:20点)
(チョコレート雑貨:3点)
掲載ブランド数:96ブランド
うち日本初上陸:11ブランド
輸入元の国と地域の数:35
◆「幸福のチョコレート」はすべての商品に約1%の「LOVE&THANKS基金付き」
ガーナのカカオ農園での児童労働をなくす活動「スマイル・ガーナプロジェクト」に取り組むNPO法人ACEを支援しています。(>>LOVE&THANKS基金の活動報告レポートを見る)
《お申し込み締め切りとお届け時期》
バレンタインお届け便
- お申し込み締め切り:2023年1月31日(火)
- お届け時期:2023年2月上旬~2月13日
ホワイトデイお届け便
- お申し込み締め切り:2023年2月28日(火)
- お届け時期:2023年3月上旬~3月13日
◆特典付きのキャンペーン締め切りは2022年12月15日です。
※例年この日を過ぎるとお申し込み締め切り前であっても「売り切れ」となる商品が多数出て来ます。なるべく12月15日までのご注文をおすすめします。
※月々のフェリシモ定期便とは別便でお届けします。
※配達日の指定はできません。
※ギフト配送は対応していません。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
これまでの主な紹介メディア