トルコ美人のシェフは元寿司職人?!〈シェフメイドショコラティエ〉
トルコのチョコは私の中では長らく、大手さんの下請け工場的な大量生産のイメージでした。
本当に個人店さんがなかった。
しかし、昨今のチョコレート界の進化はついにトルコにもやってきました。
大量生産のチョコも私たちを楽しませてくれますが、「幸福のチョコレート」は個人のシェフが作る手づくりのチョコを探しているので、トルコは分野外だと思っていたのに。
出た!!〈シェフメイドショコラティエ〉と言います。
ナイビスさんというショコラティエです。
その経歴がなかなかパンチが効いていました。
寿司を勉強し、その後イタリアンを勉強し、現在はチョコレートを作っていると。
これを聞いたら、誰もが不安に思うはず。
え?大丈夫?どんな味?と。
実は私もそう思っていたんです。
割と、寿司もイタリアンもチョコも習得に時間がかかりそうなものが並んでるなーと。
トルコは西洋と東洋のかけはしだけど。それを個人でやるのは忙しいでしょう。
しかし。
その不安はチョコを見たらどっかに行きました。
とってもていねいなお仕事ぶりなんです。
あれ?勢いがすごいわんぱくなチョコかと思いきや。
イメージ違う。
そして、これまたイメージが違うのはご本人です。
なんと美しいトルコ美人が出てきました。
えー。あの好奇心と冒険心が3Dで見えてくる経歴はこの人のもの?
ナイビスさんはイタリアのトリノで7年前にチョコを学んだそうです。
トルコにはいいチョコがなかったので自分で作ろう、と。
店内にはチョコだけじゃなく、ケーキのバリエーションもすごくって、しかもおいしそー。これ全部作るってすごい根性だと思いました。好きなんですよ、本気で。
チョコをメインに、ケーキ、パン、クッキーも。すごすぎる。
お店の外にはカフェもあります。
この方は本当に「食」への感性がすごいんだと思います。
例えが合ってるかわかりませんが、うちの近くにうどん屋さんがあるんですが。そこのメイン料理は生ハムと本格チーズパスタ、エビチリなんです。ジビエもすごい。でも、うどん屋さんなんです。
ご主人が興味のあるものはすべておいしく作れちゃう。
きっとこのナイビスさんもそんな方なのかも。
実は今回、トルコから海外に出すのは初めてなんですって。なんと初輸出が「幸福のチョコレート」なんです。だから、とっても気合いが入っています。
まず、この細いブロンドチョコレート。この細さを届けるために、日本向けのパッケージを10日で作ってくれました。海外ではそんなに物事はさくさく進まないです。それを担当するのはパートナーのジャムさん。もとエンジニアだけあって緻密なお仕事です。
アソートもカットしたら楽しくなるように、味だけじゃなく見た目にもこだわっています。ひとつはかわいいゴーストをイメージしたとか。
ナイビスさんに夢はなんですかと聞きました。子どもが2人いるので、オールナチュラルなチョコにも挑戦したいそうです。そして、ナイジェリアのカカオを使ってビーン トゥ バーにもチャレンジしたいそうです。
きっとすぐにやってるでしょう。そして、おいしくできちゃうんでしょうね。
トルコから日本初上陸。
〈シェフメイド〉さんに出会えて、ご紹介できて光栄です。
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フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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