シンガポールからアジアンな空気をまとって登場!
シンガポールの「クリスタルショコラティエ」は、インドネシアやマレーシアなどの東南アジアのカカオを使った、地元セレブの人気店。
1986年にスタートし、今はスタッフ10人ぐらいの活気あるお店です。
シンガポールではお持たせやギフトでチョコレートを持って行くことが多いらしく。
そんなニーズに応えるのがこのクリスタルショコラティエです。
シニアの人材を積極的に採用していますと言っていました。
わざわざ言うのが驚きでした。シルバーは仕事を探すのが大変だからと。
シンガポールはアジアの中でも一歩先行くお国だけあって、興味深かったです。
シンガポールはまだまだチョコレートを輸入している場合が多く、シンガポール国内で、しかも自社内でカカオの焙煎から成型まで作るチョコレートは、地元でもレアだそうです。
そして、アジア、それも国際都市シンガポールだなと思ったのが、パイナップルとオレンジのデザイン。
パイナップルとオレンジは中国のお正月では「グッドラック」の意味があるそうで、いわゆる縁起物ですね。日本の鯛的なものなのかも?
調べてみたら、中国語(福建語)でパイナップルのことを「鳳梨」=「オン ライ」と言い、発音が「繁盛する・幸運がやってくる」の意味がある「旺来」と似ていることから、パイナップルは縁起物とされるようになったんだそうです。
また、オレンジ(ミカン)も漢字で書くと「桔(橘)」で、「吉」と文字や発音が似ているから、縁起物として正月飾りなどに使われるそうです。
中国文化が色濃いシンガポールならではですね。
「パイナップルやオレンジはカットしないといけないけど、チョコだったら手軽でしょ」とイマドキなシンガポールも垣間見れました。
ぜひあなたもこのチョコでアジアな空気とともに、幸運を呼び寄せてください!
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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