タスマニアの天才ショコラティエがまたやらかしました!その斬新な組み合わせとは?!
12月お届け便の「至福のご褒美スイーツ」カタログより、新作スイーツのご紹介です!
タスマニアです。
オーストラリアの下の笑顔の口みたいな島。
2年前に行きました。チョコの? 買い付けで? はい。牛しかいませんでした。
「言うても、チョコそんなにないやろ」と思ってたら。隠れたチョコ王国でした。
ここに、えげつない天才がおりまして。
〈コールリバーファーム〉さん。
ここのベリーココナツチョコがテレビで紹介されて大人気になりました。
使っているベリーはコールリバーファームさんのアトリエ兼カフェの前の畑で採れたラズベリー。えげつなくうまい。まさしく天才です。
(関連記事:何年に一度の大発見! 天才コールリバーファーム )
そのコールリバーファームさんの新商品が届きました。
彼は天才なので、何が来るかは私にも分からないんです。
“第4のチョコ”とも言われる、〈ブロンド〉というミルキーなチョコを使っています。ホワイトチョコとミルクチョコのちょうど間くらいの感じです。数年前に爆発的に人気になったのがこのブロンドチョコです。
しかも、彼らはタスマニアのミルクをふんだんに使っているので、めちゃめちゃミルキー。
ミルキーにさらに上乗せするような、ミルク
しかし、さすが天才、ミルクチョコなのにオレンジを合わせているんです。普通、オレンジはダークチョコに合わせる職人は多いですが、それをミルクに合わせるなんて……。
そこへさらにローズです。
天才には一体何が見えてるのか?
お店のまわりは牛ばかりです。誰がお店に買いに来るの? 暇じゃない?
という意味のことを、オブラートに包んで聞いてみたら、
「僕は忙しくて仕方ないんだ。季節がどんどん変わって行くから、採れる食材も変わる。それに合わせてチョコを作るから、ぼくのアトリエは忙しくて仕方ないんだ」
と言うのです。
彼にとってアトリエは研究室、実験室なんですね。
そうそう、大事なことを言い忘れました。
これ、食べると口の中にシャクシャクと残る食感があります。
実は彼はベルギー人なんです。14歳からチョコ職人になって、その後タスマニアに移り住んだのですが。
中に入っているのはスペキュロスです。スペキュロスとは、ベルギー伝統のスパイスの効いたカラメルクッキーのこと。それを砕いて入れているのです。
天才! まさに天才です。
彼の生い立ちが、私の口の中で自己紹介された感じです。
彼の生い立ちとタスマニアの自然の中で繰り返される実験の日々。そんな彼の自己紹介が詰まったこのチョコ、ぜひ食べてみてください。赤道超えてタスマニアから、あなたの元へお届けします。
コールリバーファーム スペキュロスオレンジブロンドチョコ
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フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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