バスク伝統菓子がエミリオおじさんの心意気でハート形でやって来た
12月お届け便の「至福のご褒美スイーツ」カタログより、新作スイーツのご紹介です!
みなさん、スペインのバスク地方ってご存じですか?
バスク地方は美食で有名で、食をすごく大事にするという文化があります。
ピンチョスというおつまみを食べながらバーをはしごするという文化があって、それから男性だけが入れる美食倶楽部が今もあるんです。女性は入れません。なんか秘密な感じです。
そんな風にとっても食べ物を大事にする地方で育まれた、地元を大事にする、トラディショナルなお店、それが〈ラ ペーニャ ドゥルセ〉です。
(関連記事:しあわせな家族のチョコレート、ラ ペーニャ ドゥルセ【スペイン】 )
もう、店そのものが骨董品みたいなお店。伝統的な造りで、家族中がその店の階上に住んでいる。そして一族みんながお店に関わっているんです。
実は「幸福のチョコレート」で一番高齢なショコラティエが、ラ ペーニャ ドゥルセのお父さん、エミリオおじさんです。
で、今回私若干心配してたんです。スペインだし。コロナだし。大丈夫かな?と。
幸いみなさん無事で、しばらく閉めていたお店を再オープンした初日に、パソコンを開けて飛び込んできたのが、日本からの「幸福のチョコレート」のメールだったそうです。
その仕事の依頼を、家族みんながものすごく希望に思ったと言ってくれて。私も嬉しかったです。
エミリオおじさんは、「ラ ペーニャ ドゥルセのスペシャルを送ることにした」と言って、ものすごく力を入れて新作を作ってくれました。この方すっごく仕事熱心。「みりさんこれどう思う?」と息子さんのお嫁さんがいつも次々試作品を送ってくれる。そうそう、お嫁さんは日本人なんです。
スペインには”ポルボロン”という、ほろほろっとした伝統的な焼き菓子があります。
今回テーマがハートだから、「ハートのポルボロンを作ってください」とお願いしたら、速攻やって来ました。気合い入ってます。
このように1個ずつラッピングされていてかわいいんですが、1個が結構大きいんです。
いいにおい。もうおいしいに決まってる。
それにこの大きさ。食べ応えもあります。
ハートの形も、ちょっとゆがんでる。いいですね。これこそ手づくり。
食べると、やわらかくてやさし~い味がする。甘すぎないのもいいですね。甘すぎないから、これきっと紅茶にも合う。ショートブレッドよりバターが少ないのかな? 多分みなさんイメージした通りの素朴な味です。
バスクのお父さんが心を込めて作ったお菓子がスペインから届くんです。これが海を越えて手元に届くことは、多分今年いちばんのご褒美でしょう!
ホンマええの売ってるわ~、うちら! 自画自賛!(笑)
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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