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スロベニアのチョコレート

2020.09.29

スロベニアの泉がミントチョコになった話〈ベリシュカ〉

12月お届け便の「至福のご褒美スイーツ」カタログより、新作スイーツのご紹介です!

2020年の「幸福のチョコレート」カタログの表紙を飾ったのが、この〈ベリシュカ〉の青いチョコレートでした。

ベリシュカミントハート_0.jpgスロベニアの、車をチャーターしないと行けないような、深い森の中にあるお酒を造る工房でもあるベリシュカさん。お店兼工房の目の前には深い泉がありました。森から冷たい泉が湧き出ているそうです。

IMG_2944.jpgのサムネイル画像

(関連記事:森の泉湧き出る秘境チョコ、ベリシュカ

「この泉をイメージしたチョコを作ってください」と言って作ってもらったのが、去年の表紙の青いチョコでした。
味は日本でブームのミントチョコでとお願いして、オリジナルで作ってもらったんです。
お陰さまで大人気になりました。
すごく人気になったので、「今回はあのままの味で、形をハートにしてください」とお願いしました。

ベリシュカ ミントハート_1.jpg

私、形を変えるぐらいだからそんなに難しくないと思ってたんです。
ところが、これがなかなかの無理難題だったようで……。
私ね、知らんかったんです。
あのチョコレートに秘められた苦労を。
それはこの青い色です。
実は4回塗っているんですって。
初め緑色を塗って、次に青色を重ねて……それを繰り返す。
ハートにするとさらに難しい、色が剥げてロスがたくさん出てしまうから大変だ、とおっしゃっていて……
そんなん今まで知らんかった……
言ってくれたらいいのに。
でも、ものづくりの苦労は何も語らないのが職人さんです。
そして、人の手がかかっているものは、それだけパワーが宿っています。だから去年あんなに売れたのかも。

作るのは大変。それでも日本の人に届けたい! という彼らの思いが込められています。
「みりさん、難しいからハート形は無理です」と断らずに、こちらの思いを汲んで、一生懸命ハート形で作って届けてくれたんです。
でもやっぱり実際作るのは難しいから、あんまり数はできないかも知れない。「買わんといてください」……なんて私が言うたらアカンのですけど、とっても手のかかった大事な大事なこのチョコを、どうしても食べてみたい! という人限定でお願いします。
スロベニアの空気のような爽やかなミントの味わいです。


ベリシュカ ミントハートチョコ

ベリシュカ ミントハート_商品画像.jpg monopro.gif
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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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