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クロアチアのチョコレート

2019.10.24

クロアチアのお母さんチョコ「バゴーロ」

クロアチアに到着して世界的に有名なドブロブニクに行って、そこから飛行機で首都ザグレブに向かいました。
飛行機のローカル線にはよく乗るので、最近これといった飛行機の思い出がなく、すぐにどうだったか忘れてしまうのですが、最近の乗り物で記憶に残るものがあります。Uber(ウーバー)です。最近移動にすぐこれを使います。
日本ではまだ使われていませんが、海外ではとっても一般的な交通手段で、スマホのアプリを使って目的地を設定すると、登録して近くで待機している一般人の車がやって来て送ってくれるのです。え?怖くないの?と思うかも知れませんが、まず、現金のやり取りはないのと、タクシーと違って先に料金が目的地までしっかりと分かるので、私はいいと思います。でね。なんで記憶に残るかと言うと、Uberの運転手さんは評価で”いいね”的なものをつけられるので、愛想がいい。いろいろお話をしてくれます。

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今回、ザグレブのショコラティエ「バゴーロ」は、珍しく日曜の朝に会ってくれることになりました。
バゴーロは町中ではなく、集合住宅の一階のテナントみたいなところにありました。
海外は日曜日にお店は開けません。
ひっそりとした日曜の朝、4階建てくらいの集合住宅が並ぶ昔の団地風な地域。
Uberの運転手さんは、日曜だから閉まっているけど大丈夫か?と何回も聞いてくれるのです。やさしい!お陰で記憶に残った。大丈夫。さようならUberの運転手さん! 確かに朝早く来たので、私のようなよそ者が来ない人気(ひとけ)のないところで降ろされるのはちょっと不安だったけど。地図上では合っている。
シャッターの前で座って待っていると、通りかかりの住人の方がみんな声を掛けてくれました。「今日は休みよ」「閉まってるよ」。やさしい!
あんまり静かな場所なので不安になった頃にやって来ました。
あ、女性だ。
3人の男の子のお母さんショコラティエ。エレナさんと言います。

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クロアチアの横のイタリアでチョコを学んだショコラテイエです。
すみません。日曜に来ちゃって。いかにも子どもにご飯食べさせて来ましたという出来るお母さんオーラが出ています。

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まずは小さなお店に並んだチョコレートの正確さにびっくり。彼女が一人で切り盛りしてるだけあってお店は小さくって。ショーケースも小さいですが、その確かなものづくりはチョコの美しさから感じました。

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「このお店ではクラシックなヘーゼルナッツのものが人気なのよ」。
さすが、イタリアでチョコを学んだだけあります。誰もが大好きヘーゼルナッツのチョコを作ってらっしゃるのですね。

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バゴーロではギフト用にカスタマイズできるチョコが人気だそうです。
クリスマスやお誕生日はもちろん。会社が年末にお得意先にチョコを贈る習慣が欧米ではあって、その需要が結構あるそうです。
あと、3月8日。ウーマンズディはまだ少し残ってるそうです。あー。聞いたことある。
旧社会主義国にはほんとに「~の日」が多く、有名なのはこの「女性の日」。あと「先生の日」。こういう記念日がやたら多かったと。その日は男性から女性に、または女性がお互いにチョコやお花を贈る習慣があるのです(ほんとにお花だらけなのを見たことがあります)。
「それ以外はそんなに大変じゃないから、日本に向けてオリジナルのチョコも作れますよ」というお話から、では、クロアチア語のプリントをしてくださいとリクエストしてみました。

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Hvala! ファラ ⇒ありがとう
Bok! ボック ⇒こんにちは
です。
箱に入れてくれましたが。デカい! なんと今回のカタログでもっとも箱が大きい部類のチョコになりました。
お買い得です。

商談が終わって、2歳のお子さんの話をすると真面目な顔からお母さんの顔になりました。
クロアチア、ザグレブからほんとに手づくりなローカルチョコレート。
クロアチア語のメッセージ入りで、日本にお届けします。
チョコでクロアチアのお母さんとの国際交流を感じていただきたいと思います。

P22_バゴーロ_01i.jpg
※商品のご予約開始は2019年11月初旬を予定しています。
(お届けは2020年2月中旬です)

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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