ド迫力のおいしさ! セバスチャン ブルーノ
北欧には海外から移住したショコラティエが多いように思えました。
特に多いのがフランス人のショコラティエ。フランスとチョコはやっぱり切っても切れないものなのかも。
ノルウェー・オスロで出会ったこのセバスチャン ブルーノさんもその一人。
お店に入るなり、このエクレアを見て、「フランス人や」と思いました。
マカロンももちろん、フランス人っぽいのですが、このエクレアもフランス人っぽさなのです。ケーキも美しい!
そして、何か用事があったらしく、セバスチャン ブルーノさんいないのです。用事があるらしく、マネージャーのグレゴリーさんが来るって聞いてたんですが。来ない。アルバイトのきれいなお嬢さんも困っています。
この小さなお店で主がいないのは10分もしたら厳しいものがあります。アルバイトのきれいなお嬢さんが一番きついでしょう。
知らない日本人おばはんが小さなお店をガン見して、出すチョコ出すチョコをどれも全部全力で食べています。なんなら餌付けみたいにお嬢さんの手から直接食べそうです。
恐怖でしょう。
私はバイヤー歴20年以上。チョコレートを見たら、そのお店の特徴やユニークポイントはショコラティエご本人よりも分かるのです。
そして、悩むことなく一瞬でチョコレートもこれ!!!!と思ったものがあったので、もう、セバスチャンブルーノのことは分かった気がして、会わずに帰ってもいいかと思っていました。
実際帰りました。
近くのカフェでミーティングしてました。
地元の人が必ず食べているこのでっかいパンをかじっていました。シナモンシュガーのようで、とにかくボリューミー。こっちの人の体が大きいので普通サイズに見えましたが、山崎製パンのロシアって知ってます? 大ロシアかも知れない。あんな感じ。
考えたらこのネーミング、面白い。大きいからロシアって!
そしたら、マネージャーさんが帰ってきて、慌ててお店に戻りました。
マネージャーさんと一緒にパシャリ1枚!
でね。
私はこのチョコに釘付けだったのです。
このヘーゼルナッツのダイナミックな付け方!!!
おいしそう! これだけ付けたら結構いいお値段しますが、惜しげもなく付けています。
もちろん、落っこちるっ。すでに、こぼれている。
多少はご了承ください。
こういうのを作ろうとするブルーノさんの努力が好きなのです。もちろん、フランスらしい繊細なチョコレートもお届けしますが、このインパクト。
ナッツチョコの鏡のようなこのダイナミックチョコ! ぜひ、オスロからお取り寄せいただきたいと思います。
念を押しますが、100%無事には届きません。
お店でもそうですので、多少ナッツがこぼれていてもOKという方にのみ、オスロのおおらか空気といっしょにお届けしたいと思います。
いかがでございましょう。ユニークなチョコレートですっ。
動画でのご紹介もぜひご覧ください。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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