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フィンランドのチョコレート

2019.08.27

ローカルチョコの今を象徴するヘルシンキの美人ショコラティエ

フィンランドのヘルシンキ。アンナ スクラーテヘダスは”アンナの工房”という意味のお店です。アンナさんはニューヨークでショコラティエをしていて、出産を機に帰ってきたそうです。

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北欧は日本人に人気でほとんどチョコレートが日本に紹介されている中。あまりの小ささにまだ紹介されていませんでした。まわりには他に特にお店らしいものもなく。街はずれにちょこんとあります。

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お母さんショコラティエが一人で切り盛りする小さなブティック。
実はここ、今の世界のショコラティエのトレンドの塊だと思います。そうです、このアンナさんのショコラティエがチョコレート界の今、最先端の流れを象徴してると思うんです。
まずはチョコレート、そしてお店、SNS。一貫して彼女の考えを感じます。

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私は最近、チョコレートを調べるときにSNSを使います。もちろん、得意な人もいますし、まったく使わない人もいるから一概にはいいとは言えません。逆に使わないショコラティエにますます萌えちゃうってところも大いにあります。それがかえって価値を上げることも。
しかし、若いショコラティエのチョコ表現は、SNSが込みなんです。
きらびやかなお店を作ってそこで勝負するのではなく、モノづくりをきちんとして、SNSでアピールする。小さなお店は彼らの分身です。一貫して穏やか。落ち着いた空気はおばちゃん見習いたい。無駄なエネルギーもスペースも、いらないものが一切ない、個人のセンスの塊。
大手がするわけではなく、こういう小さなお店がそれを率先してやっています。
遠い国のショコラティエの考え方やチョコへの理想まで、そのSNSでわかってしまうのです。

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今、私が勝手に注目してる世界中のショコラティエは何社かあります。私が日本でガン見してるって気が付いてないと思いますが、私あなたのチョコ見てますよ。新作をみんな見てる。
距離に関係なく理解しようとしたらできちゃう。
ああ、こういうチョコレートを作りたい人なんだなって。

そして今、そのイマドキな世界のトレンドは芸術的と言えるほど、チョコに美しくペイントしたものです。
ドーム型が多いですね。美しい。

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アンナさんのチョコはもちろんそっちタイプなので、ペイントも美しい。

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アンナさんのお店に行ったとき、この小さなお店の中に、ひとつひとつたいへん丁寧な考えがはっきりわかるような、エッジの立ったチョコレートがちゃんと紹介されていました。
味ももちろん、北欧の自然の味にこだわり、素材はフィンランドのローカルにこだわっていて、非の打ちどころがありません。

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うーーーん。
この美人。かしこい!
そして、きれい!
肌キレイ!
女性という同じ種類とは思えないっ。

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向こうもそう思ってるかも?思っても仕方ないっ。受け入れるっ。
なんか私には魔女が魔法をかけたに違いない。カエルとかにやさしくしてみようかな。
ぶつぶつ、ぶつぶつ。
色っぽくって、私が照れちゃって。話が入ってこないような。
もーとにかく、何をとってもパーフェクト。
そしてね。大事なことはこの土地の人がこのチョコをいいと思っていることです。理解して、いいと思う人がいるからここにあるのです。それがローカルチョコの大事なところ。ヘルシンキの人はここまでのセンスで生きているということですね。
チョコから町が見えてくるのです。

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「幸福のチョコレート」は今の世界のショコラティエをご紹介しています。このチョコレートは今のヘルシンキという町込みのチョコレートです。
「幸福のチョコレート」の今年の顔のひとつとして私はここを紹介したいです。
なんかわからんけど、ありがとう!
かたい握手っ。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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