〈機内編〉チョコレートバイヤーみりのチョコ旅 2017
いつも思うんです。
日本の空港のサービスはすごいっ。
海外では空港の入国審査や手荷物チェックなど、どこも長蛇の列です。
海外の空港で乗り継ぎで乗り遅れたこともあります。オーバーブッキングで席がないこともしょっちゅうです。最近の自動チェックインの方法もよくわからないから、適当に押します。わからないからきょろきょろ空港の人を探しますが。「担当じゃないからわからない」と言われ。そのたび、ほとんどほったらかされます。
結局自力でたどりつきます。
しかし、日本の空港は違う。
ちょっと困ってたり、わからなかったら、スタッフさんが笑顔ですっ飛んできます。
担当外だろうとなんでも知ってるかんじ。
長蛇の列の場合、「○○便に搭乗のお客さま、お時間が迫っています。お近くのスタッフにお申し出ください」
どきどきした経験がいっぱいあるので、泣ける~~~~~。その便関係ないけど泣きながら手を上げたくなる~~~。
そんな素晴らしい日本の空港から出国です。
最近はよくKLMオランダ航空を使っていたのですが、今回はJALです。
JAL! やっぱり機内食が素晴らしい! チャレンジと向上心にあふれている!
スープストックトウキョウとのコラボ機内食ですって。やるな~。
以前、JALの国際線で機内食に吉野家の牛丼が出てきて。一生で食べた牛丼の中で一番おいしかった。機内食のイメージを超えていました。
その後ヨーロッパでは大小さまざまな、聞いたことのない航空会社に乗りました。1万円くらいで国から国へ。海外出張では飛行機が欠かせません。大体プロペラ機です。
旅のスーツケースには家財道具一式。
わたしの生活、仕事のすべてが詰まっています。
たった23キロに!
今回、とっても特別なことがありました。マイレージがたまったので、帰りにアップグレードをしてみたのです。
JALのビジネスクラスです! 生まれて初めてのビジネスクラス。
ちょうど帰りの日が誕生日でした。自分への誕生日プレゼントです。
パリの空港でチェックインしたら、もうゲートが違うんです。「こちらです」とか言って知らない人がエスコートしてくれます。近道があるのです。ずるしてる気持ちです。
もう23キロの荷物制限もありません。機内持ち込みもいっぱいOK。毎年、帰りにはシャンプーや乳液や液体という液体を捨ててきます。そんなことしなくていいのです。
衝撃でした……。
今まで、前の方の座席に四角い箱みたいなものがあるのはわかっていました。しかし、気にもしてなかった。
あれが、ビジネスクラスだったとは!!!
個室です! そして、テレビが遠い! 荷物棚みたいに収納できるし。小さい犬くらいなら一緒に生活できる。広すぎて。テレビが届かないっって思ったら、リモコンがあるのです。テレビとテーブルは一体だと思っているので、「ごはん食べるとき前に正座するのかな?」と遠すぎるテーブルを眺めていたら、横のひじかけからもう一個テーブルが出てきました。ですよね。
客室乗務員の人、何回あいさつにくるか。
軽く自宅訪問みたい。きれいな人と2人きりな感じがちょっと照れちゃう。
そして、出た! 機内食がコーーーーース!
オマール海老。ステーキ。コースが終わったら、軽食はいつでもご用意ですって。
「絶対一睡もせずにメニュー全部食べてやるっ、たこ焼きも食べる。カレーも食べる、山崎も飲むっ」って思っていましたが、快適すぎて3分後には爆睡です。
東京まで起きませんでした……。起きたとき落ち込みました。もっと堪能したかった。
ビジネスクラスは衝撃的な経験でした。ある意味ショック。
あんな狭い飛行機の中で、差つけすぎやーー!!!
知らんかったらよかったなあ……。
次からのエコノミー出張が切なすぎるっ。
日本に帰って速攻マイレージを貯め始めました、こうなったら一回ファースト乗ってみたい! 2階建てかな。お風呂ついてるかも。機長のあいさつも直接来るかもっ。「もう、ご丁寧に、お忙しいのに機長、お仕事に戻ってくださいね」。もう操縦席の中に私の席あるかも知れない。
どこにあるんだろう、あの狭い飛行機の中でマハラジャのような空間があるんだ。
乗ったことがある方、ぜひ教えてください。聞いたところで落ち込むとは思いますが。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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