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幸福のチョコレートブログ >  オーストリアのチョコレート > ウィーンの歴史が守るチョコレートケーキ リピタイナー(4)

オーストリアのチョコレート

2016.08.01

ウィーンの歴史が守るチョコレートケーキ リピタイナー(4)

ウィーンの老舗ショコラティエ「リピタイナー」訪問記の最終回です。(前回までのお話はこちら

5代目オーナーのウルフガングさんのお話を聞き続けて2時間後。

私は感動でいっぱいでした。

グラン・グラン・グランドマザーの作ったケーキを今も大事に大事に誇りに生きているのがひしひしと伝わってきます。

ウィーンに行ったらこのウルフガングさんに直接会ってほしい。とってもあったかい気持ちになれますよ。

さて、やっとお味の話です。大変お待たせしましたっ。

実はそのケーキを9年前に初めて食べたとき、私はそんなに期待せずに食べたんです。

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そのときもウルフガングさんに「これは小麦粉のケーキではなくアーモンドの粉を使ったケーキですよ」って説明されてびっくりした。

高価なアーモンドの粉をこんなに大量に惜しげもなく使うなんて……そして、アプリコットのジャムとも絶妙の相性。

これは小麦粉のケーキよりおいしいかも、と。

そのときに聞いたウルフガングさんの言葉が今も心に残っています。

「どうして、日本に輸出しようと思ったんですか?」 老舗だから、すんなり日本に送ってくれるのは少し意外だったんです。そうしたら、私の質問にこう答えました。

「ウィーンには日本人の観光客が多くて、よく”日本ではどこで買えるんですか?”って聞かれるんです。その人たちのためですよ。もう、長くお仕事をしているので、今日や明日のビジネスをしたくないのです、長いお付き合いがしたいです」。

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老舗ならではのお客さまを大切にする気持ち。そして、長い時間かけてじっくりと付き合う、今のビジネスとは違う感覚。

これぞ、ウィーン。

心に染み渡る老舗の逸品を、満を持して日本のみなさまにお届けします。

この家族の宝を食べてみてください。

ウィーン スウィーツの時間旅行 リピタイナー アーモンドトルテ

【お申し込み締め切り:2016年8月31日(水)】

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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