ウィーンの歴史が守るチョコレートケーキ リピタイナー(1)
チョコレートバイヤーのお仕事で、今年はウィーンに行きました。
そこで再会した、由緒正しい老舗のチョコレートケーキの物語を4回に渡ってお届けします。
ウィーンといえば、カフェの街、たくさんの歴史あるカフェが並びます。
歴史ある街には必ずおいしいスウィーツがあります。もちろん。このウィーンにも。
実は以前「リピタイナー」というショコラティエを『幸福のチョコレート』でご紹介しました。
とにかくウィーンらしい店。
ウィーンの老舗はとにかく変わらないことを誇りにします。
日本の老舗は変わらないようでいて、新製品などを出して、めちゃめちゃ時代に合わせていますよね。うまいこと守りながら変化させる。この特技は日本のお家芸なのです。
実はフランスやヨーロッパでは、老舗でも「変える」となったら、デザインもロゴも結構がっさり変えちゃうのです。
あ、あれ? ずいぶん思い切ったけど、跡形もないねという感じで。
しかし、ヨーロッパで特徴的なのが、ウィーン。とにかく変えません。
レシピも何もかも初期のまま。新商品なんて目もくれない。
この変化の時代に大変だろうと思います。でも、その中で残っているウィーンの老舗はほんまもんです。
そのひとつがこの「リピタイナー」です。
次回につづくー。
ウィーン スウィーツの時間旅行 リピタイナー アーモンドトルテ
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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