たまらん。。うまい。。絶対食べるべき、テオブロム！その2

前回のオランダ・ユトレヒトのお話の続きです。

ユトレヒトに到着して、あー、きれいな町だなあ。アムステルダムよりも静かで好きだなあと思って、まず行ったところが、この町でいちばん有名なスウィーツ屋さん。

「テオブロム」です。赤いテントが目印の、とってもかわいいお店です。

あのディック ブルーナさんが訪れるお店として有名なのです。

ビスケット屋さんと聞いて行ってみると。

小さいお店です。

観光客というよりも地元の人がどんどん入っていく。

人が減ったのを見計らって中に入ると、店中に素朴な焼菓子の香りが充満しているのです。

ここは……

ほんまもんや……

その小さなお店に並んでいるお菓子の種類の多さにまずびっくり。

これだけ種類を作るなんて、どれだけ作るのが好きなのか？！

ご主人がちらっと出てきても、すぐに奥に引っ込みます。だって今まさにまた窯から出てくるんですもん。

お店の奥で今まさに作っているという臨場感が半端ない。

いやー。お菓子の天国や。

これこそ、理想のローカルスウィーツ。

看板商品はビスケットなんですが、それ以外もすばらしいのです。

でも、まずはビスケット。食べてみたら……えええええー。

シンプルな、これ以上ないほんものの味わい。

聞いたら、小麦粉、バター、砂糖、塩しか使っていないと……！ 泣ける。。。

今なかなかこういう味は食べることができないと思います。

私のような、輸出をお願いしたいという話は、この地元の人気店で言うのははばかられました。

だってもうここで完結したしあわせがあるのですから。

もう、めっちゃ忙しそうなんですもん。

しかし、恐る恐る、お仕事ですので、ちゃんと交渉。「日本のお客さまに食べてほしいから」と。

ごめん。あかんやろ、忘れて。もう帰る。

あんまりにもお客さまがいっぱいで、忙しそうで。「ごめん、ごめん。」

海老のようにお尻からドアを出ました。

そして、帰国後。

なんと！！！ 日本に送ってくれると！！！

ええええー。

この人気店がまさか、日本には送ってくれないだろうと、私、写真も少なめにしか撮ってなかった。。。

ええええー。

ええの？

頼んでおいてそんなん言うのもなんですが、ほんまにええの？

ということで日本にやってきたこの「テオブロム」のビスケット。

ほんまに一度食べてみてほしいです。

この仕事してきてよかった！ 心からそう思える自慢のスウィーツです。

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テオブロム！