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アメリカのチョコレート

2014.11.20

岩塩がアクセント。女性コンビの繊細な味わい。

この特別なチョコを紹介するのはチョコバイヤーの私の務めだと思っています。このすばらしい日本初上陸のチョコについて私の話を聞いてくださいっ。
今回『幸福のチョコレート2015』のトップバッターに選んだのはこのイーエイチチョコレートです。チョコバイヤーを18年やっていますが、その間、チョコ界は成長や変化をしつづけています。ヨーロッパのチョコも日本、アジアのチョコも進化をし続けていますが、もっとも急成長しているのがアメリカなんです。
アメリカのチョコを説明する際の「おおざっぱ」という言葉はすでに払拭されています。アメリカのショコラティエは過去のダイナミックさを残しながら、繊細さを追求しているところがすごいのです。そして、彼らはみんな創業者一代目。だから、お店の方向性が味やパッケージの隅々にいたるまでブレません。そして、その成長のスピードがものすごい……「アメリカンドリーム」というのはこんなにがんばることなのか? 努力が半端ではないのです。チョコの最先端な情報をしっかりつかみ、いったいどんな時間の使い方をしたらこんなに早くに、上達できるのか感心してしまいます。私もこんな仕事の仕方じゃあ甘いわっ。もっとチョコについて語らないと。と鼻息荒く、気合いっぱいになるのがアメリカのチョコレート。
 
そして、
今回のアメリカのチョコ旅のイチオシに選んだのが、このイーエイチチョコレートです。
 
前置きが長くなりました。まあ、お茶でも飲んでください。この先も多少熱く語りますがよろしいでしょうか?

きっかけは、友だちのウェディングケーキづくり

コンビ.jpg
このイーエイチチョコレートはエレンとキャサリン、女性2人が始めたショコラティエ。失礼になりますが、決して若くはないのです。ちゃんとした落ち着いた大人の女性です。そしてここはまだ店舗はないのです。でも、すでにフィラデルフィアの空港で販売コーナーがありました。すごいですよ。倉庫のアトリエで作られるチョコは繊細そのもの。しかも、女性ショコラティエらしく華やかなのです。ほんとうにすべて手づくり。チョコやラッピングすべてに「気配り」を感じるのです。
これがアメリカのチョコ? と思うような甘すぎない、デリケートな味わいでありながら、そこにはオリジナリティーがあふれています。チョコの光沢からは技術を感じ、たくさんのチョコの種類から開発や勉強した努力をひしひしと感じます。驚いたのは、このおふた方がこのイーエイチチョコレートを始めたのは、共通の友だちのウェディングケーキを一緒に作ったのがきっかけだったとか。そこで意気投合したのが2009年。だから、まだ実際ショコラティエとして、ちゃんと活動し始めたのはここ3年ほどだそうです。びっくり! すごい……。よくぞここまで……。
彼女たちは至って、穏やか。やさしく、スマートでうつくしい。彼女らは今、ショコラティエとしてのスタートを切ったばかり。ご自身でこの偉業を偉業とは感じていないかのように、もくもくときらきら、前を向いています。この方たちのチョコを食べたら、前に進めそう。何事にもチャレンジできそう。このサイトを見てるすべての女性にこのチョコを紹介したいっ。いつからでも大丈夫、自分次第です。そんなドリーミーなチョコです。ちなみにパッケージもアメリカ人のデザイナーによるたいへん美しい和紙を使っています。パッケージも細やかです。
1_01i.jpgイーエイチチョコレート ピーカンクラスター
今回選んだのはアメリカのショコラティエが必ず作るピーカンクラスター、その姿から「タートル(亀)」といわれているキャラメル、ピーカンチョコレートです。こんなアメリカの代表みたいなチョコを、彼女たちが作るとこんなにソフトになるというところを体験していただきたいと思います。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴25年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに約500ブランド・約2,500種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは約250ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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