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ポルトガルのチョコレート

2014.11.25

私がポルトガルに行った理由、それがこのエクアドルです。

友だちがポルトガルに旅行に行き、こんないいチョコがあったよと教えてくれたのです。クオリティーの高さに「ひょっとしてポルトガルっていいかも。」と探し始めました。ポルトガルのチョコは国際的な舞台にほとんど出てきません。しかし。いい…… 一言でいうとみんなに愛される素朴なチョコを作るのです。いまどきの複雑なチョコでなくて、もっと日本人が好きな安心できる味です。それだけなのかな、と思いきや。いやいや。パッケージのセンスがいいのです。驚きます。どこも、パッケージがちゃんとしていて、大人な感じがします。その中でももっとも優れているのが、このエクアドルです。

スケッチとジオラマ_900.jpgフォンセカ兄弟のお店で、デザイナーでお兄さんのセレスティーノさんと奥さん、そしてショコラティエで弟さんのミゲルさんの始めたお店です。驚いたのが、お店に行くと、まずセレスティーノさんのスケッチブックが出てきます。お店のコンセプトのイメージを作品にしているのです。そして、お店の中にチョコで作った小さな街のジオラマがありまして。そのチョコの街に住むふたりの子どもの四季の生活のイメージがパッケージに描かれています。その絵はお店にもポスターとして飾られています。そのイメージで弟さんがチョコを作る。すごい壮大でしょ。いやーーー。お見事ですよ。

530.jpgお店の壁一面に並んでる板チョコがあるのですが、このお店の人気はこの板チョコです。このパッケージが見事。古い印刷だったり、和紙だったり。テキスタイルの柄だったり。タイルの柄だったり。すごい種類です。圧巻ですね。味ももちろん全部違うのです。ぜひ、ポルトのお店に足を運んでいただきたいです。ここまでのしっかりとできあがったショコラティエもなかなかないです。日本初に紹介できて、バイヤー冥利に尽きます。

ポルトガルらしいやさしい甘さのフルーツチョコ

22_01i_柄足し.jpgショコラタリア エクアドル トリュフ

板チョコは有名ですが私が注目したのはこのトリュフ。パッケージの完成度はもう言うまでもありませんが、弟さんのミゲルさんもパッケージだけじゃなくすばらしいショコラティエだということがこれを食べたらわかります。パッションフルーツのさわやかトリュフなんです。すごくいい感じ。さわやかでやさしい。フルーツチョコ好きにはぜひおすすめです。ちなみにこのチョコにはお店でポスターになっているオリジナルのイラストカードがついていますよ。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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