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アメリカのチョコレート

2014.11.27

ひとり占めしたくなる!! 1世紀以上語り継がれた秘伝のスウィーツ

ようこそ!ようこそ!このスウィーツはチョーいい話なので、お立ち寄りください。
買わなくってもいいので聞いてください。

これがチョコか?と言われたら、確かに。確かに。これはショートブレッドです。逃げも隠れもいたしません。ショートブレッドでございます。でも、これをご紹介したい。だから、ちょっとずる気味にチョコがけということに甘んじて、『幸福のチョコレート』に無理やりねじ込み。日本初上陸でご紹介しています。それほど、紹介したいのです。
私が初めてショートブレッドがうまいと思ったのはスコットランドでした。こんなおいしいものが世の中にあったのか? と毎日毎日それしか食べないくらいにはまりました。アッサム系の紅茶をミルクティーにして、ショートブレッドと一緒に食べたらこの世の楽園。人生なんでも乗り越えられるっ。私に不可能はないっ的なテンションになってしまいます。しかし、しかし。最近おいしいショートブレッドがないのです。なーんかマイルド? パンチがないというか。しかし、あったのです。あのショートブレッドが、なんとアメリカに! それもそのはず。このマクグレインファミリーはスコットランドからサウスカロライナ州に移住したそうです。
それから100年あまり、スコットランドのショートブレッドのレシピを守り続けているのですが、なんとこの時代に書き留められたレシピがないのだそうです。母から子へ代々語り継がれた秘密のレシピなんですよ。超テンション上がる。わくわくする。
でもね。困ったことが…… 仕事もまだ100年前かも。う~~~ん。のんびりしてるというか。あんまり輸出とか興味なかったのかな? やっぱりそこまで頑固なスウィーツです。いろいろ関係者の苦労があっての日本初上陸なんです。だから実は、今年、このカタログの中で一番はらはらしてるのです。ご機嫌を損ねたら、作ってくれないんじゃないかしら。そんなリスクは毎年絶えず背負っていますが、いまどきないような、頑固なスウィーツ。

バターの風味とほんのり塩味。しっとりしたダークチョコとの相性も抜群

31_01i.jpgヘリテージ ショートブレッド ハンドディップチョコレート
かなりリアルに来年はないかも知れないので、
もし気になる方は絶対、必ず今年のうちにお召し上がりくださいませ。

私も必死で買いだめますよ! これはすみませんが譲りません。早く申し込もうっと!

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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