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イタリアのチョコレート

2014.03.28

歴史あるトリノのカフェチョコ、ジェルトージオ

私はトリノの町を何度か訪れています。この町はチョコ好きはいつか必ず訪れて欲しいです。
この町の人はトリノのことを「キャピタル オブ チョコレート」と言います。「チョコレート発祥の地」とも言います。しかも、「ご存じのように」と先に言葉がつくのです。「え?あ、そうですね。ご存じです……」と言いながら、内心ではそうかなあと思っていました。だって、チョコの出身地はアステカ。南米です。理由はこうなんです、南米からスペインにチョコは持ち込まれ、その後イタリア北部のトリノに伝わりました。そして、そこにスイスの職人が修行に来て、スイスからチョコは全世界に広まった。という理由です。遠っ。

いいんですっ。そんなことは古い話ではないですか。誰がどうのこうのはいいんです。大事なのはトリノの町に行くとだんだんそう思えてくることです。ちょっと他の町とは一線を画す、チョコレートの伝統と文化があって、今もそのまま時間が止まっています。トリノに行ったらその時代のチョコに会えるんですよ。

その代表がこのジェルトージオです。トリノのチョコはカフェのチョコです。100年以上の歴史あるチョコはカフェが守っているんです。

カフェといっても、スタンディングでエスプレッソを飲みます。男性が多いですね。そのエスプレッソに合う、ヘーゼルナッツたっぷりのチョコや、イチゴくらいのサイズのサンドイッチやケーキがずらりと並んでいます。薄暗くって、落ち着いたカフェに並ぶそのスウィーツたちは、100年前から同じスタイルなのでしょう。

いやーいいー!トリノはほとんどガイドブックにも載ってないし、イタリアに行ってもあまり行くことはないかも知れませんが、この美食の町に行ったら、このジェルトージオに迷わず行って欲しいです。トリノに行ったら絶対行って欲しいお店です。フォトジェニックだから、お店の写真とオーナーの写真もお忘れなく。笑顔が素敵な恰幅のいいイタリアンが登場しますよ。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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