トリノの正真正銘のチョコ職人、グイド カスターニャを紹介します
今回感動的な再会があったのです。このグイド カスターニャです。
彼のチョコレートは一度日本に紹介したことがありました。小さな郊外にある若手のチョコを紹介という感じでした、周りに何もなくって、いったい誰がチョコを買いに来るんでしょう?という感じでした。中古の小さなミキシングマシンを大事そうに説明してくれました。
今回。まさか同じ人とはおもわずに行きました。「ガンベロロッソ」というイタリアのミシュランのようなガイドブックでチョコレートNo.1になり、スペインの今はなき幻のレストラン、エルブジでもチョコが使われたなんて。その説明を聞いた時に、あの小さなアトリエのグイド カスターニャと結びつかなかったのです。
トリノの中心にあるおしゃれーな超クールな宝石屋さんかと思うようなお店に立っている彼は昔のままでした。お互い顔を見て「お久しぶりです」のあいさつ。彼の成功がうれしかったです。ご立派になられましたね。彼は今もカカオを自分で焙煎して作ります。小さな小さなメキシコのカカオ農家からカカオを買うところからご自身でされています。カカオの焙煎から自社でやるというのが、ほんとうにイタリアチョコの特徴でもあります。コーヒーの国の人だからか、焙煎についてあまりにも自然にこなします。そして、どこのショコラティエにもある石臼でつぶすのです。
アソートしてくれるのは、これまた。ザ・トリノチョコセレクション!まず、ヘーゼルナッツのジャンドゥーヤ、チェリーリキュールのチョコもあります。すべて手作りで素材を大事にシンプルに作り上げます。こういう強い思いのある人は必ずまた出てきますね。
彼はいまやテレビや雑誌でも大人気のようでした。しかし、昔も今も控えめな感じは変わりません。正真正銘のチョコ職人です。『幸福のチョコレート』にふさわしい人の生き様をいっしょにお届けできるチョコレートです。
食べたらきっと。さあ、私もがんばって仕事しよ。って思えるチョコレートです。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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