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子どもの成長に
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性教育のカードが誕生!
市販でも性教育の本はあるのですが、読む年齢に合わない、あるいは伝えたい話が限定的だという傾向に。そこで、子どもが興味や疑問を持ったタイミングで手渡せる、カードタイプの性教育のカードを作りました。大切なのは、性の話をタブーにしないこと。「家庭で性やからだの話をしてもいいんだ」と子どもが思える親子関係を築けるようなカードを目指しました。
\ こんなとき、このカードの出番です /
実はこういった性に関する質問は、
家庭内で性教育を始める絶好のチャンス。
質問にきちんと応えてもらった子どもは
「おうちで性やからだの話をしてもいいんだ」という
信頼感と安心感を得ます。
「そんなこと聞かないの」「なに?恥ずかしい!」と
ごまかしてしまうと
「おうちで性やからだの話をしてはいけないんだ」と、
家庭内で性やからだの話をタブーにしてしまい
もしも自分の身に何かがおこったときに
家族に助けを求めづらくなるでしょう。
ご家庭で性やからだの話をタブーにせず、
よりよい親子関係を築き、
生きていく知識を身につけて欲しい。
何か困ったことがあったときに、
家庭で話し合える土壌づくりの手助けになれば。
そんな想いでこのカードを制作しました。
性やからだの話を家庭でできる
“きっかけづくりの一歩”として、
お役にたてますように。
監修
監修してくれたのは
宋 美玄先生
あなたは性についてどのくらいお子さんに教えられますか?
そもそも日本では性に関して国や学校から情報は発信されず、
聞いてはいけないもののように扱われることも少なくありません。
性の知識はタブーでも恥ずかしいものではなく、
お子さんがしあわせな人生を歩むために持たなければならない知識です。
親御さんひとりひとりが「せめて自分の子どもだけは守ろう」と強く意識して
性について学び、伝えていくことが大切です。
使い方
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お子さんが疑問を持ったタイミングで、
いっしょに読む「どうしてママにはおちんちんがないの?」
「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」など
からだや命に興味を持ったタイミングで始めると、
スムーズです。 -
知っておいてほしいカードを渡す
お子さんが思春期で話しづらいときは
「読んでおいてね」とカードを渡してもよいでしょう。 -
お子さんがひとりで読むトイレ文庫
読んでほしいカードをトイレに置いておく、
トイレ文庫もおすすめ。
説明と宋先生からのメッセージ
セット内容
お子さん向けのカード13枚と、
保護者に向けたカード2枚
の
15枚セットで構成されています。
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保護者用カード(2枚)
保護者用カード2枚には「はじめに」としてカードの使い方と、「性被害のリスクからお子さまを守るために知っておきたいこと」をまとめています。
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子ども用カード(13枚)
子ども用カードの13枚にはおおよその対象年齢を設定しているので、
お子さんの成長のタイミングに合わせて伝えることができます。 -
子ども用カードの
対象年齢とタイトル -
表面
それぞれのカードの表面には、
対象年齢とタイトルを記載。 -
中面
中面には子どもも大人も親しみやすいイラストとテキストで解説しています。対象年齢に小学校低学年が含まれるカードにはすべてルビつきです。
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裏面
裏面では大人から子どもに伝えるときの大切なポイントと、親子で話し、体験するヒントを記載。会話しながらより理解を深めることができる仕様です。
裏面では大人から子どもに伝えるときの大切なポイントと、親子で話し、体験するヒントを記載。会話しながらより理解を深めることができる仕様です。
こんなとき、どうすれば?
気になる疑問、宋先生に
教えてもらいました。
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Q1. 対象年齢を過ぎている時はどうしたらいい?
対象年齢は目安なので、今まで正しい知識を伝えてこなかったという場合は、過ぎていたとしても遅すぎることはないので教えてあげてください。
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Q2. 成長段階によって言わない方がいいことはありますか?
言わない方がいいことはありません。正しい知識を伝えましょう。ただ、言っても消化不良なこともあります。お子さんの個人差やキャラもあるので、伝わっているかな?ということは見ながら判断してみてください。中には小学校低学年で性行為について早く知識を知りたい子もいますが、性欲や恋愛感情にはピンときていない場合が多いです。
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Q3. 教えた後に、この子はどうなるのか?という怖さがあります。
大人の目線でいかがわしい、いやらしいと言って判断してしまうと、知りたい気持ちと興味はアンダーグラウンドに潜ってしまって商業的なものやいびつな性情報に先に触れてしまうリスクがあります。恐れるあまりに子どもの持つ興味や知識欲が他のことで満たされると危険です。子どもがいかがわしいのではなく、親の感覚でそう見えてしまうだけのこと。親が思うほど恥ずかしいことではありません。
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Q4. 他の子より知ってることで「何を言ってるの?」と言われ、
子どもが傷つくことがないか心配です。逆に「このことを知らないの?」と心配する状態になるとよいですね。集団の中で何か言われることを心配するのもわかりますが、知ってることがいじめのネタになるより、知らないことでからだやこころが傷ついてしまう可能性がある方が危険です。
性とからだとこころを知るカードを使って
正しい知識を身につけることで、
子どもたちが家庭や社会で
よりよい人間関係を育めることを願っています。